【アニメ感想】リトルバスターズ!~Refrain~第9話「親友の涙」
Episode:謙吾この辺りから本格的にネタバレが始まります。まだ見てない人は読んじゃダメよ!
Pickup the Scene
仲間が集えば恭介は笑ってくれるはず。次は謙吾だ。
恭介の道場破り。師範を倒し(!?)、謙吾が仲間になった。
先を目指すな。理樹の行動を阻止しようとする。
「謙吾はひとつだけ嘘をついている」行き詰った理樹へのアドバイス・・・?謙吾の嘘。実は怪我をしていない!待っているのは暗闇・・・?理樹と対立することに。
絶対に謙吾を説得してみせる!そう簡単には挫けない。
何度も繰り返されてきた世界。理樹は何も知らない。
〝あの日〟の真相。バットを振る瞬間、謙吾の目には古式さんが映った。それは偶然などではなく―恭介の仕業だった。世界の仕組みを利用した『禁じ手』謙吾の心を踏みにじる最低最悪の手段。恭介は強引に計画を遂行した。
だが計画は失敗し・・・恭介と鈴は変わってしまった。
謙吾もまた、理樹達を説得しようとする。楽しく遊んでいればいいと・・・
野球での真剣勝負。お互いに負けられない戦い。謙吾は強い。それでも、勝つんだ!!絶対に諦めない。何度だって立ち上がる。
「俺に守られていればいい!!」「今は僕がリトルバスターズの―」「リーダーなんだああああああ!!!」気合でホームランを打った!少しでも弱気になっていたら不可能だった。
鈴がピッチャーに!?どうやら本気のようだ。投げているうちに、少しずつノーコンが治ってきた!理樹のように―頑張る!!その目には闘志が宿っていた。
ついに謙吾を追い込んだ!
「俺は〝勝つ〟ためにこれまでの人生を費やしてきた」
「強靭な肉体と精神を鍛え上げてきたんだ」
―勝たなければ、すべてが無駄になるぞ―
―そんなことはあってはならないんだ―
「ここでも勝利は俺のものだ!」
―俺は後悔など絶対にしない―
―したくない―
鈴は何かを、微かに取り戻す。今できることを思いっきり!
〝ライジングニャットボール〟
・・・馬鹿な。・・・この俺が・・・負け・・・た・・・
なんだったんだ。勝つことに全てを費やした、俺の人生は。
その少年は、自分を灰色の日々から解放してくれた。馬鹿になって、一緒に遊ぶ。才能なんて・・・いらなかったんだ。
とめどなく溢れ出るのは後悔の涙。「俺はもっと、遊んでいたかったんだ」
お前達と!!
「遊ぼう、謙吾。馬鹿みたいに楽しく」
「遊ぼう」
待ってくれ・・・
もうちょっとだけ、泣かせてくれ・・・
Conclusion
謙吾ルート終了!!ずっと一緒に遊びたかった。
うわああああああああがががあががああ!!!謙吾おおおおお!!!!!
その泣き顔とぉ!挿入歌ぁ!反則ぅ!!またしても涙腺大崩壊!!!
・・・さてと。冷静になって感想を・・・書けるかぁ!!待って、もうちょい泣かせて・・・
はぁ・・・はぁ・・・とにかく凄いって。今回は神回中の神回と言っていい。
野球勝負はとにかく熱かったよ。アニメという媒体の良さをフル活用していたというか。
原作通りやっていたらここまで心を揺さぶられなかった気がするな。(もちろん原作の試合描写も大好きだが)
理樹がボロボロになるのは言うまでもなく一期の謙吾の姿と重ねるため。
既に謙吾と同じくらいの〝強靭な意志〟を持っているのだという最ッ高の表現だった。
鈴が聴こえた〝声〟も!一期で得た経験があるからこそあの場に立っていられた。
そしていつもクール(ハジけてた時もあったけど)な謙吾の取り乱しっぷりよ。
彼の一言一句一挙一動が心に突き刺さる。どうしてあんなにも必死だったのかは・・・もうすぐ分かる。
これまでの積み重ねが絶大な効果を発揮していたRefrain第三話。本当に素晴らしかった・・・!
宮沢謙吾。
父は剣道道場の師範。よって必然的に彼は家を継ぐ立場だった。
幸か不幸か、彼には天賦の才があった。決して負けることはなかった。
勝つことだけが目標のつまらない日々。ただ黙々と竹刀を振る。
その様子を見た恭介は、師範を倒して謙吾に自由を与えた。彼の世界に光が差した。
恭介達と賑やかな毎日を過ごしながらも、剣道はしっかり続けていた。
自分には仲間がいる。居場所がある。遊ぼうと思えばいくらでも遊べる。
だから己の青春の大半は鍛錬に費やしてもいいと思った。帰れる場所があるから大丈夫、と。
リトルバスターズは謙吾の唯一の支え。言葉には出さずとも愛していた。
しかし彼はその選択を後悔することになる―
今語れるのはこのぐらいだ。
また、〝世界〟に関する重要なワードもいくつか。
繰り返す日々。恭介の禁じ手。計画の失敗・・・
理樹と鈴を護るため敵になった謙吾。
逆に言えば味方になったら護れないということ。
先へ進んでしまったら―戻れないということ。
最後の仲間は・・・恭介。全てが明かされる時は近い。
次回、第10話「そして俺は繰り返す」
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第2話「そのときも雨が降っていた」
第3話「ずっとここにいたかった」
第4話「理樹と鈴」
第5話「最後の課題」
第6話「逃亡の果てに」
第7話「5月13日」
第8話「最強の証明」
この物語は2周目に本領を発揮する・・・