【アニメ感想】リトルバスターズ!~Refrain~第3話「ずっとここにいたかった」
忘れたくない想い、ありますか―。原作のネタバレはしてないから安心してね。
卓上 リトルバスターズ! ~Refrain~ カレンダー 2014年
- 作者: ‐
- 出版社/メーカー: キャラアニ(株式会社ハゴロモ)
- 発売日: 2013/11/13
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Question and Answer
Q.A.ですよねー!でも今はまだそれでいいのです。モヤモヤを残したまま、進みましょう。
Pickup the Scene
今日は一体何日なんだ?花火のことを・・・忘れていく。いつもと違う彼女の雰囲気。
雨の中、恭介は一人佇む。
この世界は何かがおかしい。理樹は謎の光景を夢で見る。
6月に雪!?しかし誰も気に留めない。異常なのは自分?世界?
終わらない6月20日。理樹の意識は朦朧とし始める。見つからない恭介。その時、ピアノの音が・・・
果てしないこのループは来ヶ谷さんが引き起こした!?幸せな日々が続くように願った。〝夢〟を作り出すほどに。
(21)来ヶ谷さんだぁぁぁ!すげー、姉御がぺったんこだーっ!
あ、スイマセンつい・・・超貴重(ってか初めて見た)来ヶ谷さんの子供時代なので・・・
ようやく見つけたんだ、かけがえのない居場所を―〝Song for friends〟夢の先には何かが待ち受けている。来ヶ谷さんが知った最後の感情。それは〝悲しみ〟
「もっと・・・知りたかった。〝好き〟という気持ちを・・・」「来ヶ谷さん・・・っ!!」
『ありがとう』
蝉の声が聴こえる季節。彼女は、そこにいた。
長い夢は終わり、また目覚める。今日も一日が始まるんだ―
Conclusion
来ヶ谷ルート終了!! 雪のように、儚き世界。
今までの個別ルートは、理樹がヒロインの抱える問題を解決していくというパターンだった。
しかしこのルートは明らかに違う。理樹は来ヶ谷さんに対してほとんど何もできていない。いつの間にか夢に閉じ込められ意味の分からないうちに覚める。今回の理樹は流されていただけ。理樹が彼女のために悩み苦しむこともなかった。他のルートとは一線を画している。
感情の欠落という来ヶ谷さんの問題は、言ってしまえば彼女が自ら克服したようなもの。むしろ、彼女のおかげでいじめはサッパリ解決したり、理樹が恋について考えるようになったりと、いつも救う側、成長させる側だった理樹が救われ、成長した。理樹が攻略されている!ここも大きな違いだな。
完全無敵な姉御―来ヶ谷唯湖。そんな彼女でも世界が終わる間際、人間らしい弱さを見せた。
ずっと一緒に過ごしたかった。もっと理樹のことを好きでいたかった。とめどなく溢れる悲しみの感情。
この結末はどう見てもBADEND。理樹は来ヶ谷さんを救えなかった。
けれど、来ヶ谷さんが最後に残した言葉は〝ありがとう〟
それは紛れも無く彼女が救われていたことを意味する感謝の気持ち。
何故?どうして?全然幸せじゃない終わり方なのに〝ありがとう〟?
一体何を彼女は悲しんでいるのか。別れの言葉を言った理由は。
来ヶ谷唯湖の抱えていた〝想い〟を知った時―この物語は涙が止まらない。
原作の終盤はずっとポカーン状態で、混乱したままエンディングを見たのだが、アニメでは意味が分からなくても悲しくなる見事な演出、文句なしの〆だった。原作を超えているとはまさにこのこと。美しくて切ない映像と〝Song for friends〟のコンボは原作プレイ組の涙腺に大ダメージ!
後半はほぼオリジナルだけど、構成の上手さに感心し、大満足な来ヶ谷ルートだった!
来週から鈴ルートの幕開け。物語は核心へ迫る―
次回、第4話「理樹と鈴」
さて余談。AmazonのBD情報からRefrainは全13話と判明。
鈴ルートが6話で終わり、残り7話がRefrain。
てっきり2クールで15話くらいまでRefrainやって後はEXだと思ってたからちょい尺が心配だね!
信じてるぜ、スタッフ!原作と違う伏線もしっかり回収してくれよ!
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