【アニメ感想】リトルバスターズ!~Refrain~第6話「逃亡の果てに」
やがて来る過酷。原作のネタバレはしてないから安心してね。今週は特盛り!
Question and Answer
Q.・・・・・・。え、これで終わり・・・?A.「そうだ、二人の逃避行は失敗したんだ。理樹は鈴を守れなかったのさ」
Q.謙吾のキレっぷりが尋常じゃない・・・A.全て謙吾の言った通り。〝茶番〟な勝負でした。
その意味が明かされるのはもう少し先です。恭介ぇー!
Q.理樹と鈴はどこで生活してたの?最後どうなったの??恭介の祖父が暮らしていた家で、子供の頃は夏をここで過ごしていました。
理樹の記憶の中で恭介が唯一苦手としていたのは彼のお爺ちゃん。
だからもし恭介が何かしても庇ってくれるだろうという算段でした。
しかし家は無人。何日待っても祖父は姿を見せない。
既に亡くなっていれば鈴が知ってるはずだしそれは無い。おかしい。
所持金は減り続け、この生活も長くは続けれないと思っていた矢先―
然るべき機関に〝保護〟されました。
そりゃあ身元不明の少年少女が空き家で暮らしていたら通報されて当然です・・・
こうして二人は引き裂かれ、理樹は鈴を〝失い〟ました。
続く?いや、続かない。でも続きます!!(意味不明)
Pickup the Scene
野球・・・ミッション・・・全部恭介の計画だった。鈴は併設校へ。憧れていた背中は遠く。
〝解散させる〟ためリトルバスターズは再結成された。許せない。謙吾はリトルバスターズを続けたい。理樹と同じ気持ちだった。
顔文字の変化・・・鈴は泣いている。やはり彼女には荷が重すぎた。もう限界だよ!
冷酷な恭介。鈴が泣いていようがお構いなし!?二人の道は―完全に分かたれた。
鈴は心を病み、ボロボロに・・・謙吾と共に、恭介へ立ち向かう選択を。
〝野球〟で対決。真人は恭介側。しかしそれは不本意・・・?幼馴染同士で敵対。どうしてこんなことに。
真人は軽々とホームランを打つ。次ミスすれば負ける・・・絶好球!これは決まった!!だが謙吾がバットを振るその瞬間―
「・・・・・・・・・ッ!!!」
「ふざけるな・・・」
「茶番だあぁぁぁーー
ーーーーーーーっ!!」「恭介ぇぇーーー!!」突然、激昂した謙吾。一体何故!?
恭介は〝敗者〟を見下ろし、ただ一言「コールドゲームだ」
リトルバスターズは・・・終わりだ。何もかもが壊れてしまった。
二人で逃げよう。こんな辛い場所は嫌だ。繋いだ手は絶対に離さないと誓う。守るんだ。〝Hanabi〟まさかの挿入歌・・・!僕らは協力して暮らし始めた。一緒にお風呂に入ったりもした。
あの楽しかった日々はもう―無いんだ。
そして崩壊は訪れる。手は離れ―意識は闇に飲み込まれた。
―生きることは 失うことなんだ―
Conclusion
鈴ルート終了。さよなら僕のリトルバスターズ。
これまでの感想で、俺は鈴ルートのバッドエンドについて詳しく説明していた。
そのバッドエンドを回避したのだから、待っているのは当然ハッピーエンド。
誰もがそう思っていただろう。当然俺も。鈴ルートで最後なのだから幸せな結末以外ありえない、と。
ところがどっこい!残念、マルチバッドエンドでしたー!最ッ高に後味が悪いぜ!!
訳が分からず呆然とエンディングを眺めたものさ・・・
さて、アニメ版鈴ルートの感想を。
端的に言って犠牲にしたものが多過ぎる!またしてもさささーさんの出番がぁ!(ケッキョクソコカヨ
今までの個別ルートは見事3、4話に収めた。尺のためのカットに大きな不満を持つこともなく、非の打ち所がない素晴らしい構成だった。しかし今回は明らかに色々足りていない。
特に逃亡後の焦燥感!原作ではじわりじわりとプレイヤーの精神を蝕むのに!
でもLiaさんの反則レベルの歌声と共に一気に片付けたのは英断だ。
アニメならではの演出だしな。ドキドキボドドドゥドオー!なお風呂は見たかったけど!
尺を切り詰めた分、超重要な野球シーンは完璧に描けていた。
謙吾屈指の名言、茶番。普段冷静な彼からは想像できない心からのシャウト。
迫力満点で初見さんは何事かと思うはず。原作だと本当に突然叫ぶからめっちゃビビったな。
豹変する謙吾と恭介。新生リトルバスターズを繋いでいた野球が決定的な崩壊をもたらすなんて・・・
恭介は目的のためなら友情すら踏みにじるのか?今までの明るい恭介は仮の姿だったのか?
どんどん恭介が不気味に見えていく。彼の思惑は謎のまま・・・
BGMもかなり良い仕事をしていた。
新曲が3曲に『BOYS DON'T CRY(daydream Remix)』『Hanabi』
野球シーンで「え?このイントロは恭介のテーマ!?どうしてここで?」と思った人は多いだろう。ナイス不意打ち。シリアスな雰囲気にピッタリ合っていて、展開を知っているのにドキドキしたね。
LiaさんのHanabiは以前から歌詞がリトバスっぽいと言われていたが、まさか本編で流れるとは驚き。
鬱々しい鈴ルート後半を歌の力で乗り切る作戦(?)は賛否分かれそう(主にイメージの違いで)な所だけど、少なくとも俺は感動した。とことこん原作プレイヤーの涙腺を攻撃してくるねぇ~
アニメ化の際危惧していたポイントの一つ、鈴が連れて行かれるところは無難にまとめた印象。本来はなかなかホラーなシーンで、トラウマになったプレイヤーはそこそこ多かったり・・・ 。原作はかなり曖昧な説明だからここはアニメも視聴者の想像にお任せか。いい判断だろう。
気になったのは最後に理樹のアレが無かったことか。
次回の冒頭で例のBGMを流しながら再現してくれると非常に嬉しい。
〝ここまで〟と〝ここから〟の『繋ぎ』に期待。
あれ、思い切って貶す気満々だったのにまとめてみると案外いい感じだぞ?
やはり要所要所はしっかり押さえているおかげかな。物語上の役割はちゃんと果たせていた。
尺のことを意識してしまったのは残念だが、アニメ版鈴ルート・・・大いにアリだ!!
来週からは原作プレイ組待望の最終章―〝Refrain〟へ突入。
覚悟を決める時が来た。物語はここからが本番さ。
次回、第7話「5月13日」
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第2話「そのときも雨が降っていた」
第3話「ずっとここにいたかった」
第4話「理樹と鈴」
第5話「最後の課題」
少年よ、これが絶望だ。