【アニメ感想】リトルバスターズ!~Refrain~第11話「世界の終わり」
Last Episode:Little Busters
世界の秘密を知らない人は絶対に読まないでください。
- アーティスト: Rita
- 出版社/メーカー: Key Sounds Label
- 発売日: 2007/05/25
- メディア: CD
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・・・もう一度尋ねます。
Bid farewell to Little Busters
5人、揃った。一緒に歩いていこう。
世界に残されたのは彼らだけ。
全員で野球をしよう。これが、この世界の最後の光景。
振り返る。彼女達と過ごした時間を。終わりの時まで、この光景は守ろう。
泣き虫で意地っ張りで天邪鬼な謙吾。一緒に遊べて、楽しかったよな。この世界の日常を支えてくれた真人。おまえの馬鹿は、みんなを幸せにする。【愛すべき馬鹿】だ。鈴は心の傷を克服し、立ち直ってみせた。不器用なおまえのそばに、ずっと居てやりたかった。理樹、お前になら鈴を任せられる。きっと幸せになれるさ。
最後までいつもの俺のままでいよう・・・残り―1球ずつだ。
「さて・・・こいつを掴んじまったらもう去らなくちゃいけねぇ」
「・・・え?」
「お別れだ、理樹」
「・・・なにをいってるの・・・真人・・・?」
「えーっとな、理樹」「おまえとルームメイトになれてよかった」
「長い時間、一緒に過ごせてよかった」
「待ってよ、どこかにいっちゃうの?」
「俺はおまえと過ごせてよかったと思ってる」「その・・・理樹のほうはどうだった?」
「え?」
「もちろん・・・僕もだよ・・・」
「真人がルームメイトだから、こんなに寮生活が楽しいんだ・・・」
「真人じゃなかったらありえないよ、こんな楽しい毎日・・・」
「そっか・・なんだろ・・・」
「すげぇ嬉しいぜ」
「ねぇ、どこにも行かないよね、真人は?」
「こんな馬鹿と一緒に過ごしてくれて」真人がボールを投げ返す。その大きな体が・・・「ありがとな」消えた。「・・・!?」
「理樹、何をうろたえてるんだ」「おまえがその強さで辿りついた場所がここだ」
「・・・なにをいってるのさ・・・」
「これからおまえは、『何かが起きた世界』へと向かう」
「そこが本当の世界だ」
「いいか、よく聞け」「生き残るのは、理樹、そして鈴、おまえたちふたりだけだ」
修学旅行のバスが、崖から転落した。それは俺たちに起きた。全員、死は避けられなかったが―理樹と鈴だけは、真人と謙吾のおかげで九死に一生を得た。しかし、弱過ぎる二人は目覚めと同時に絶望してしまうだろう。だから世界を作り出した。二人のための虚構世界を。
みんなは『そこ』にいた。死の世界か、臨死の世界か・・・それは分からない。『そこ』で意識を共にした。想いは重なり、大きな波紋が広がってゆき―一つの世界を作り上げた。事故が起きるまでの一学期を繰り返す。この世界で、理樹と鈴が現実に負けない強さを得るまで見守ることにした。
お前達はもう大丈夫だ。〝この先〟へ進め。強く・・・生きろ。「もう後戻りはできないんだ」「止まっていた時間が動き出す」
〝世界の秘密〟を知った理樹は全てを思い出した。「いつまでも子供じゃいられない」
「行かなきゃいけないんだ。僕が鈴を連れて!」「そうだ。いいか、ここから先は絶対に泣くな」
「そんな弱さはもう許されないんだ」みんなの想いを・・・無駄にしてはいけない。
さぁ・・・再開だ。
曲名―〝遥か彼方〟
「俺は嫌だった・・・」
「やっと、遊べるようになったんだ」「ずっと遊んでいたかった」
「失った時間を・・・取り戻したかった・・・」「俺は必死だったんだ・・・」
「みんなと一緒に居たかった・・・」「でも・・・それも・・・おしまいだ・・・」「なあ・・・俺の人生は・・・幸せだったのか・・・」「それは、誰にもわからない」
「おまえ自身が決めることだ」
「謙吾は今、どう思っているんだ」「・・・・・・・・・」
「・・・幸せじゃなかった・・・」「なんて、言えるわけないだろう・・・」
「おまえらみたいな友達に恵まれてっ!」
「幸せだったさっ」
「おまえたちと出会えていなかった人生なんて考えられない!」
「それぐらいだっ」
「そっか・・・そいつはよかったな」
「ああ・・・」
その姿は悠然としている。いつもの謙吾だ。「友情の証を」
「リトルバスターズは不滅だ・・・」謙吾も―去った。
最後の一球だ。
ぐんぐんと青い空へ向けて伸びていく。
「・・・ったく」
「もうおまえたちには敵わねぇな・・・」「サヨナラホームランだ」「さ、おまえたちは校門から出るんだ」「恭介っ・・・もう、どうしようもないの!?」「ああ・・・どうしようもない」
「誰も悪くない・・・」
「自分を責めるんじゃないぞ・・・」「待ってよ、話をっ・・・」
「もっと話をしてよ、恭介っ」
「昔みたいにっ」
「そんなことで、鈴をどうする」
「これからはお前に鈴に話をしてやるんだ」
「だって、こんなのって・・・」
「僕は恭介を追ってここまで生きてきたんだっ」
「その恭介がいかないでよっ」
隠していた弱さが・・・涙のように溢れて、こぼれてくる。
「ったく、おまえは、いつまで俺を困らせるんだよ・・・」「そんなのいつまでもだよっ」
「強くなったとか、世界の秘密とか、
そんなのどうだっていいっ」「僕は恭介が好きだからっ」
「だから、ずっと一緒にいたいんだよっ」
「あのなぁ・・・」
「そんなの・・・」
「俺のほうが嫌に決まってんだろおぉぉ!!」「なんで、おまえらを置いていかなきゃいけないんだよ!!」
「俺だって、おまえたちと居てぇよ!!」「ずっとずっと居たかったんだよ!!」
「なんで、こんな理不尽なんだよ!!ちくしょう!!」「ずっとずっと、そばにいたかった!!」
「俺のほうが、ずっとずっとおまえたちのことが好きなんだよ!!」
「なのに・・・おまえたちを置いていくなんて・・・」「そんなの・・・ねぇよ・・・」
「なんでだよ・・・」「わけわかんねぇよ・・・」
「くそぉ・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「いってくれ・・・」
「振り返るな・・・」
「校門を駆け抜けろ・・・」
世界の―終わり。
「おまえは鈴を巻き添えにしたいのか・・・」そうだ、僕は、鈴を守るんだ。
「早くいけえぇぇ!!!」
「もう迷うな!」「とっとといけぇー
ーー!!!!!」
その怒声が背中を押した。「何が始まる!?」「何もかも。ずっと止まっていた何もかもが始まるんだっ!」僕らは、走り出す。僕らは校門を駆け抜けた。
さようなら
恭介
さようなら
リトルバスターズ
永遠の一学期が終わりを告げた。
―やり終えたんだよな、俺は・・・。―
―最後に、みんなと過ごしたこの場所を見て回るか。―
来ヶ谷唯湖
井ノ原真人
宮沢謙吾
―みんな、ありがとう。―
さよなら、理樹。鈴。
Conclusion
〝リトルバスターズ〟終焉。少年たちとの別れ。
視聴前:
原作で泣いて泣いて泣き飽きたシーンじゃないか・・・流石にもう取り乱すことはないだろう・・・
最後までいつもの俺のままでいよう・・・落ち着いてリトルバスターズを見送ろう・・・
視聴後:
・・・。
・・・・・。
・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
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いやー、俺の完敗だ!よくぞここまで再現してくれた!言葉にできないぐらい感動した!!
だから感想も3日くらいまともに書けなかったよ!めっちゃ遅れてすいませんでしたぁ!!!
台詞はほぼ原作通り。CG再現も完璧。全てを詰め込んでやるというスタッフの熱意を感じたね。
それどころか原作よりも描写が多かったし!ヒロインズをここで見せるとか反則だろぉ!
恭介の泣き顔はリトバスファンの間で(主に俺の中で)『恭介のアレ』と呼ばれている超名シーン。
ずっとアニメで見れるのを待っていた。俺の夢の一つだった。
これをどう描くかでアニメの評価が決まると言っていい、リトルバスターズの真骨頂。
そんな原作プレイ組の期待を見事に上回ってくれた。何もかも素晴らしい。
緑川さんの恭介に懸ける想いは必見。どーりで演技が原作よりも数段パワーアップしていた訳だ。
最ッ高の演技を本当にありがとうございました・・・!
真人は男性陣の中で一番大人だった。
最後まで泣かず、 真っ直ぐに感謝の気持ちを伝えてみせた。
〝知っている〟側でありながらこの世界の日々を支えていた男。
誰かが言った―【日常の護り手】と。愛すべき馬鹿に多大なる拍手を!
謙吾は失った時間を取り戻したかった。
鍛えた腕も報われないまま終わる人生。せめてこの世界で遊び続けたかった。
リトルバスターズを心から愛し、時には恭介にさえ抗った男。
誰かが言った―【最後の反抗者】と。最強の男児に敬礼を!
恭介は誰よりも仲間のそばにいたかった。
何でこんなに理不尽なんだ。どうして俺たちに悲劇が起きたんだ。
その悲痛な叫びは数多のプレイヤーの涙腺を木っ端微塵にした。
世界を作り、目的のためならあらゆる痛みを押し殺し、闘い続けてきた男。
誰かが言った―【非情で人間的な首謀者】と。最高の兄貴に感謝の言葉を!
世界について少し解説。
バスが崖から転落し、乗客は絶体絶命の危機に陥る。
死が迫る中、想いの波紋を広げ合い虚構世界を生み出すことに成功する。
根幹を支えているのは恭介・真人・謙吾。
恭介は世界をある程度操ることができ、様々イベントを起こしてきた。理樹が失敗したらリセット。気の遠くなるような繰り返し。しかし着実に終わりは近付いてくる。焦りながらも弱さは見せず、頼れる兄貴で居続けた。
この辺は前回語られた通り。世界の秘密を知ってから見返すと、今まで謎だったことが繋がるはず。 リトバスは2周目が本番と言われる所以。 日常パートですら泣けてくるんだぜ・・・
対人類用最終涙腺破壊兵器、〝遥か彼方〟
インスト版を予め何度か流しておき、ここぞという場面でボーカル版を使うKeyの十八番。恭介の振り向きに合わせてサビに入る演出はプレイヤーの涙腺にトドメの一撃を与える。耐えられる訳が無い。
余談だが、俺はアニメの成功を祈って遥か彼方断ち(酒断ち的なもの)を行っていた。アニメ化が決定した時に聴いて、それから一度も再生していなかったり。この回を見て、一番好きな曲を封印する苦行には意味があったと思えた・・・
そんな話はさておき。
いよいよ理樹と鈴は〝悲劇が起きた場所〟へと向かう。
悩んでいる時間は無い。
振り返らずに歩き出せ。
鈴を守れ。生き延びろ。
恭介の想いに―答えるんだ。
その〝残酷な選択〟を、誰も責めたりはしないさ・・・
次回、第12話「お願いごとひとつ」
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第9話「親友の涙」
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リトルバスターズは―不滅だ。