二次元世界観測所

暗殺教室応援ブログ。

【アニメ感想】〈物語〉シリーズ セカンドシーズン 第5話「第懇話 猫物語(白) つばさタイガー 其ノ伍」

ここから始まる羽川翼の物語。まだ見てない人はネタバレ注意。

猫物語 (白) (講談社BOX)

猫物語 (白) (講談社BOX)

Pickup the Scene

f:id:shikaro_1009:20130805021235j:plain生まれて初めての〝お願い〟頼れるのはブラック羽川しかいない。f:id:shikaro_1009:20130805021236j:plain『世界一周』のイメージ映像。f:id:shikaro_1009:20130805021237j:plain「私はあなた達を愛し、私を愛します」全てを受け入れると誓った。

f:id:shikaro_1009:20130805021238j:plain
ご主人の願い、叶えてみせる。

f:id:shikaro_1009:20130805021239j:plain
「吾輩は虎である。名前は苛虎。」何もかも燃やし尽くす存在。

f:id:shikaro_1009:20130805021240j:plain
ブラック羽川、再び参上!やはり狙いは戦場ヶ原家だった。f:id:shikaro_1009:20130805021241j:plain一緒にご飯を、食べようよ。苛虎を〝羽川翼〟が説得する。

f:id:shikaro_1009:20130805021242j:plain炎を出す力ではなく吐く力でもなく―苛虎は炎そのもの!!f:id:shikaro_1009:20130805021243j:plain莫大なエネルギーは吸い取れない。それでも絶対に諦めない。お願いされたから!

f:id:shikaro_1009:20130805021244j:plain 無理だった、無茶だった、無駄だった。ほんの10秒しか抵抗できなかった。f:id:shikaro_1009:20130805021245j:plain 「そんなことはねーぞ、羽川。」しかしその10秒が、羽川翼の運命を変える!

f:id:shikaro_1009:20130805021246j:plain苛虎を貫きしそれは― 妖刀『心渡』!!

 


「無理だったかもしれない。無茶だったかもしれない。でも―無駄じゃなかった。お前が命懸けで頑張って、この虎の放火をたった10秒遅らせてくれなかったら、僕は間に合わなかった。」

 

 

f:id:shikaro_1009:20130805021247j:plain

f:id:shikaro_1009:20130805041222j:plain
阿良々木君!!!まるで死闘を繰り広げた後のような姿で彼は現れた。

f:id:shikaro_1009:20130805041623j:plain ずっと―誰かに優しくしてほしかった。f:id:shikaro_1009:20130805041900j:plain 「結婚を前提に、私と付き合ってくれないかな」ようやく言えた告白の言葉。f:id:shikaro_1009:20130805042030j:plain そして―しっかり断られた。ついに〝泣く〟羽川翼・・・

f:id:shikaro_1009:20130805042159j:plain 『ただいま』こうして、猫と虎に纏わる怪異譚は大団円を迎えた。

Activities of Character

・羽川 翼 f:id:shikaro_1009:20130805042836j:plain 『私は本物じゃなくって、人物でありたい』
心の一部を切り離す、怪異の心を持った少女。その力のおかげでずっと〝白く〟いられた。
苦悩の末、ブラック羽川のストレス・苛虎の嫉妬を受け入れることで普通の少女になった。
もう二度と現実から目を逸らさない。白黒併せ持った〝灰色〟の人間としてこれからは生きてゆく。

・ブラック羽川f:id:shikaro_1009:20130805043719j:plain 『俺は猫にゃん。泣くんじゃにゃくて、鳴くだけにゃん。』
翼のストレスの権化になった猫。気まぐれだが、恩義には厚かった。
決して勝てないと分かりきってる相手にも必死で喰らいつき、逆転のチャンスを作る。
今まで色々とお疲れ様。
もうあの超可愛い喋り方が聴けないのは寂しいねぇ。

・苛虎f:id:shikaro_1009:20130805044831j:plain 『何でもは知らないが、何でも燃える。』
正体は翼の〝嫉妬〟が怪異化した存在。嫉妬だけではなく、全ての暗い感情でできている。
ちなみに原作の忍曰く、完全オリジナルの怪異など存在せず苛虎は〝火車〟辺りがベースだとか。

・阿良々木 暦 f:id:shikaro_1009:20130805050220j:plain『すげー嬉しい。でもごめん。僕、今、好きな子、いるんだ。』
羽川さんのピンチに颯爽登場!!ヒーローは遅れてやって来る。

前回の私服写メを見て全てを投げ出し全力で駆けつけた。

ちなみに後日談での名言「いっそ僕が(羽川の)ベッドになってもいい」
 随分ハードな経験をしたようだけど、阿良々木君は阿良々木君でした。 

Conclusion

f:id:shikaro_1009:20130805051615j:plain猫物語(白)、完結!!少女は新たな一歩を踏み出した。

突然だが解説タイム!アニメだけじゃまず分からないと思うが、羽川さんはガハラさんと阿良々木君の仲を妬んだことは一度もありません。ガハラさんと父親の絆―〝家族〟に嫉妬したから苛虎はガハラ家に現れたのです。羽川さんは阿良々木君のことが好きだけれど、ガハラさんのことも好きだった。ここだけは勘違いしないでほしい。

俺は猫白が物語シリーズのなかで一番お気に入り。
どうやって解決するんだ?どうしようもないだろ?と不安だった羽川さんの問題に、見事ケリをつけてくれた。化物語、猫黒と積み上げてきたものがあるからこそ感動できる。読み終わった時には思わず拍手してました。冗長な雑談も無く起承転結がしっかりしている。特に羽川さん&ブラック羽川の語りがすごくいいのよ。笑いあり、涙ありで・・・

さて何故急にこんなことを書くのかと言うと・・・
正直、猫白は原作のほうが何倍も面白いと思ってしまったからです。
はい出ました~原作厨な発言~(以下若干批判的な文章なので注意)

微妙と感じた猫黒はアニメ化で素晴らしい変化を遂げた。
原作の内容の取捨選択がバッチリで、カットされた部分は多くても不満は無かった。
猫黒がこの出来なら猫白はどうなっちゃうの?と期待していた。

結果は〝良くもなく悪くもない〟だった。
原作はもっとストーリーが深くて重い。そこをカットしちゃだめだろ!と言いたくなる場面が多々あった。
尺のため、物語を限界まで削ぎ落としていた。
そう、俺が〝特に〟好きだった羽川翼&ブラック羽川の語りがバッサリ。
まぁそもそもアニメで語りを多くすると退屈になるからカットはしょうがないのだが・・・

猫白のであり、羽川翼という少女の〝何が異常だったのか〟が俺みたいな馬鹿でも分かる手紙のシーンは超重要だと思っていた。だから大幅カットされ一番残念だった。あの手紙で羽川さんは自分が変だと認め、心の闇と一から向き合うのになぁ。

後日談もほぼ無し。
阿良々木君のこと、ガハラさん関連のあれこれ、見たかったシーンがいくつもある。

今まで物語シリーズは(本当は原作を勧めたいところだが)アニメだけ見れば大丈夫だと言ってきた。
でも猫白だけはそう言えない。 本当の猫白を知ってほしい。ぜひ原作を読んでほしい。そう切に思います。

何だかんだ言ったが、まぁ5話という短い尺によくあれだけの文章量を収めたなぁと感心してます。ストーリーも初見組が理解し易いように上手く構成されてました。 声優さん達の熱い演技や音楽・映像は完璧!中でも臥煙さんは最高だった。

さて、来週の総集編を挟んで次は『傾物語』の幕開けだ!
こっちも楽しみ。主に初見組の反応が(意味深)

 

公式サイト

 

総集編で少しでも解説があることを祈る。あと花物語はテレビじゃやらないらしいね・・・