二次元世界観測所

暗殺教室応援ブログ。

俺と化物語

青春に、おかしなことはつきものだ!

化物語(上) (講談社BOX) 化物語(上) (講談社BOX)
(2006/11/01)
西尾 維新

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偽物語のBDが全巻発売された記念(?)に、俺と『物語シリーズ』の出会いを語る。

それはある日の深夜。テレビをつけっぱなしにして寝てしまったから、音で目が覚めた。 消そうと思ってテレビに近づいた時、番組が始まった。『化物語』、記念すべき第一話が。
アニメに興味は無かったし、消そうとした瞬間―女子のスカートが全開に。
その頃は深夜アニメについての知識が全く無く、深夜に放送されてるアニメは全部エロアニメだと思っていた。 だから、えろいアニメが始まったんだなーぐらいに思っていたら―急にホラーっぽい空気になった。何だこれー! 呆然と画面を見る俺。

最後に映ったタイトルは・・・化物語 とにかく続きが気になったし、1話見てみることにした。

「戦争を、しましょう。」 強烈に記憶に残ったセリフ。(学園系バトルアニメなのか!?) 話は全然理解できなかったから(重さが無いとか主人公が吸血鬼がどうとか)、これが第1話だとは思ってなかった。

「言い逃れはやめなさい。切り落とすわよ。」 (どの部位をですか・・・)

このやりとりで初めて笑った。会話が面白いアニメだなぁと思った。
その後も食い入るように画面を見ていた。独特な雰囲気に飲まれていた。何もかもが俺の知っている【アニメ】とはかけ離れていた。(アニメなのに文字・・・?実写・・・?あと会話ばっかり・・・)

特徴的なやり取りが続く。

「何だその等価交換は!?」 
「銅40g、亜鉛25g、ニッケル15g、照れ隠し5グラム―に、悪意97Kgで私の暴言は錬成されているわ。」
「ほとんど悪意じゃねぇかよ!」
「ちなみに照れ隠しというのは嘘よ。」 
「一番抜いちゃいけない要素が抜けちゃったー!」

まさかのハガレンネタに、大爆笑だった。もう既にこの作品が好きになっていた。 あっという間の30分が終わる。神話を扱った作品という印象を受けた。 2話も当然見た。正直さっぱり意味は分からなかったが、琴線に触れるものがあった。次回からも見続けようと思った。

しかし、サービスシーンだらけだったせいで深夜アニメ=エロアニメの誤解が解けるのはもうちょっと先。 この時間帯に放送していた他のアニメも見るようになった。様々な事を知った。 深夜アニメは12話か24話が基本だとか、制作会社の事とか。『シャフト』の演出とか。

全話見終わる頃には、こちら側の住人になっていた。
こうして俺は化物語の大ファンになったのであった。ついでにオタク化。人生が豪快に変わった。 さらに他のシャフト制作のアニメにハマって行くのは―また別の物語。